ここ数年の猛暑ですっかり定着した日傘。日傘男子という言葉も生まれ、男性でも日傘をさす時代です。直射日光を遮るため、体に直接太陽光が当たらず体感温度を下げることができる、まぶしさを軽減させられる、紫外線をカットすることで光老化をおさえられるなど多くのメリットがあります。以前は厚めの生地で無地のデザインが良しとされてきましたが、紫外線カット効果の向上によりいろいろな柄で軽い傘が増えました。
加えてゲリラ豪雨対策に撥水加工及び防水加工された雨傘兼用のもあり、急な天候の変化にも対応できるなど便利な日傘が増えています。雨傘兼用の傘は多くが紫外線カット効果や撥水加工、遮光のコーティングが施されており、夏の光からも雨からも守ってくれるので一石二鳥です。唯一のデメリットはこれらの効果はコーティングできる生地が限られるので、雨傘兼用はシンプルな生地とデザインになりがちなことでしょうか。日傘はお洒落なレース素材の他にサッカー生地や麻など夏らしい涼しい生地、雨傘は水さえはじけば良いのでビニール製の生地にステンドグラスのような透けるデザインなどバリエーションが豊かです。
雨傘兼用の傘はレース素材やビニール素材では作れませんが、傘を二本持ち歩くなくて済む、紫外線と雨の両方に耐えられる耐久性の高さがあるなど、見た目のデザイン製を超えるメリットがたくさんあります。梅雨から夏まで長く使えるので、愛着がわくというというのも雨傘兼用の傘の魅力です。